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故人様が亡くなられてから100日目に当たる忌日のことで、別名:卒哭忌(そっこっき:故人との別れを悲しみ哭いてばかりの日々から卒業する忌日)とも呼ばれます。

49日忌の回向供養の機会から、また同じくらい(50日程)の期間でやって来る百箇日ですが、昨今の家庭事情や住まい方暮らし方の変遷により、法要を執り行う方は少なくなっています。

百箇日忌が行われるケースとしては、49日忌が施主となる方の体調不良や仕事の関係で営めなかったり、墓地や納骨施設の準備が間に合わずこの機会に延ばしたなどの理由があった際に供養の機会を持たれる方が多いようです。

もちろん「我が家は、仏教側から示されているすべての回向供養の機会を行ないたいんだ!」という方の想いを否定するものではなく、それぞれの考え方ややり方でこの百箇日の法要を営まれて良いと思います。

そのため、日時や場所などもお施主様やご家族のご希望でお決めになられてなんら問題ありません。

“仏事は必ず前倒しの日程で行なうもの”という思い込みや伝えているモノもありますが、まったくそんなことは無く、あくまで日程の「目安」とお考えいただくとよろしいでしょう。

なぜなら、仏教には「◯◯しなければならない」という強要された教えが存在しないからです。

基本的に弔いごとも「させていただく」もので、「させられる」ものでなく「こうしたい」という思いが、関わる方に迷惑を及ぼさない形でならまったく問題ありません。

また、営む時間も”午前中が良い”と教えるモノもありますが、そもそも故人に感謝や想いを向けるのに適した時間など存在しません。

基本は、家族以外の親族・知人を招く際には「お膳を用意するのが当たり前。遠くから来ていただくのに、何の謝礼も無いのは失礼」という考え方から、昼食を供養膳として列席者で囲み、故人を偲び、思い出を語り合うのに適していることから「土日の11時」からのご法要を望まれる方が多く「法事のゴールデンタイム」などとも呼ばれていて予約が取りづらい時間帯にもなっています。

おぼうさんどっとこむにおいても、お客様からのご支持が多いお坊さん方は、3~6ヶ月先の土日祝祭日の11時は既に予約で一杯とおっしゃられることも多く、ご指名のご僧侶がいらっしゃる場合は、0120-056-594までなるべくお早めのご予約をおすすめしております。

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