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お焼香ってなに?

どうやったらよいの?

など、宗派によって作法の違いはありますが、

基本的な意味合いは共通しているので、

お焼香の考え方をお伝えいたします。

 

お焼香(おしょうこう)とは

お焼香とは、お葬式や年回忌法要で故人様や仏様に対してお香を焚いて拝むことです。

一般的には細かく砕かれた香(抹香)を香炉にくべて拝むことをお焼香といいます。

 

お焼香は何回したらよいのか

お焼香を行う際、

何回したらよいのか分からない、

前の人や家族をみてお焼香の回数を真似してみたり、

「みんながやっているのを真似しておけば安心」

と思ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実際、何回したらよいのか?

お焼香の作法や回数などは

宗派で異なる場合があり、

明確な答えがなく、

解釈の仕方も色々なものがある為に、

お焼香のことを積極的にお話されるお坊さんは少ないそうです。

お焼香の回数は

「気持ちなので、何回でも」

とお伝えしたいところですが、

参列の人数が多かったり、

時間に制限があるとそうも言っていられませんので、

ここではお焼香は「3回」としておきます。

 

お焼香をなぜ3回するのか

上記でお焼香は3回とお伝えしましたが、

なぜ3回なのでしょう。

様々な解釈がありますが、

ここでは2つの考え方で解説します。

まず「三毒(さんどく)、これらのいらないものを、お焼香をすることによって、焼き尽くす」

為に、3回するという解釈があります。

三毒とは、

仏教において克服すべき

3つの煩悩を指し

これを毒に例えたものです。

貪(とん)⇒自分の好むものをむさぼり求める貪欲(どんよく)

瞋(じん)⇒自分の嫌いなものを憎み、嫌悪する瞋恚(しんに)、怒りの心

痴(ち)⇒ものごとに的確な判断が下せず、迷い戸惑う愚痴(愚痴)

または「三宝(さんぼう・さんぽう)に帰依(深く信じること)を表す」為に、

お焼香は3回するという解釈もあります。

三宝とは仏教における、

仏・法・僧(ぶっぽうそう)と呼ばれ、

3つの宝を指します。

仏 ⇒ 仏、お釈迦様のこと

法 ⇒ 仏が説いた教え、経典(お経)のこと

僧 ⇒ 仏教を布教する僧団(そうだん)とそれを取り巻く信者も含んだコミュニティのこと

三宝にも様々な捉え方がありますが、

日本の各宗派だけではなく、

仏教徒として、

何を大切にするか、

仏教を構成する根本の三要素の事を表し、

必要不可欠であるといえます。

「これらの3つを大切にする」

ということに繋がります。

「三宝である(仏・法・僧)に対して、敬意の念を持って一度ずつお焼香をする」

という気持ちを持って行なうならば

3回のお焼香が正しいといえます。(宗派により、ご本尊様や経典などが、全く異なる為、解釈が違うこともあります)

 

お葬式のときと年回忌法要の時でお焼香の回数は違うのか

上記でお伝えした通り

「仏・法・僧への敬意」

をお焼香に表すのではれば、

人を弔うための葬儀で行なうべきではない

とも考えられます。

それを念頭に置くと、

お葬式の場合のお焼香は

仏(阿弥陀様他)に向かって1回だけするのがよいでしょう。

解釈は色々とありますが、

西方極楽浄土の教主である阿弥陀様に対して

「故人様を極楽浄土へと迎えてあげていただきたい」

という気持ちを込めて1回行うのが望ましいともされます。

 

最後に

お焼香という行為に意味を持てば、

前の人にあわせて真似て行う作業から、

『心の籠ったもの』になります。

しっかりと故人様を弔う気持ちが込められていれば、

たとえお焼香の作法や回数が曖昧だったとしても、

正解、不正解はありません。

お焼香を行なう人の気持ちや想いを持って行なうことが、

お焼香の基本的な考え方だと思います。

たとえお焼香が1回になったとしても、

その1回に3回分の気持ちを込めれば良いのです。