お亡くなりから丸26年、27回目の忌日が廻って来ます。お亡くなりの日が1回忌(初回忌)でそのご法要はお葬式(葬儀)であったところから、もうだいぶ長い年月が過ぎ去りました。このタイミングが仏教側から示している二十七回忌(27回忌)と呼ばれる年忌です。
二十三回忌(23回忌)からの4年間に、故人様を心配させるような行ないや考え方、他人を貶めたり卑しめるような発言や行ないをして混乱させたり迷惑を掛けて来なかったかを顧みて、改めて故人様の御霊に誓い直し、この先の法要の機会である三十三回忌(33回忌)までの6年間を、ご自身の行ないや考え方を意識的に良き方向に向けるためにご活用いただける有難い機会でもあるのです。
さて、そういったことを感じながらの二十七回忌(27回忌)ですが、ご法要の際に意識していただきたいことがあります。
この二十七回忌(27回忌)と先に述べた十七回忌(17回忌)、二十三回忌(23回忌)の3回の機会は、十三仏と忌日の関係性としては三回忌(参回忌、3回忌)の項でも述べたように、当初の十三仏信仰には該当しない忌日であるため、十三回忌(13回忌)後の法要の機会としては三十三回忌(33回忌)でもいいと思います。
しかしながら20年という長きに亘る空き時間ができてしまうため、十七回忌(17回忌)、二十三回忌(23回忌)、二十七回忌(27回忌)と行なわれても良いかと思います(いずれかを飛ばしてもそれがご家族的に納得のいく形としてなら、なんら問題はありません)。
要は、各ご家庭のペースでお決めいただき、仏教側から指し示している機会を、より良い形でご活用いただくとよろしいかと存じます。