お亡くなりになられてから12年。十二支が一回りの12年。十三回忌(13回忌)の忌日が廻って来ます。
前回の七回忌(7回忌)から6年。七回忌(7回忌)までに経過した年月と同等の時間が流れたことになります。
その間にご遺族のみなさまにおかれましては、いろいろな変化があったことでしょう。いろいろな経験を経て、人は物事の道理をわきまえていきます。
経験の無いことはわからない場合が多いですが、だからといって、わからないから、めんどうだから、という理由で故人様へ想いを向けることを止めてしまわないようにしていただきたい。
なにも「法要をしなさい」と言っているのではありません。故人様があって今自分があるのだということだけは忘れ切らないで、これくらいの期間が経ったなら、しっかりと一度思い出しをしていただきたいのです。
「10年ひと昔」とも言われるように、世の中の有り様も大きく変わってしまうのが10年という年月だったりいたします。
今は特に、変化の速度が早くて5年、ともすれば3年、いやいや1年1年でその情報や価値観が古びたものになってしまいがちです。
だからこそこの12年目、十二支が一回りという年月の過ぎ去ったこと、その流れに流されてしまったり、飲み込まれてしまったりせぬように、しっかりとこの機会に自分を見つめ直し、故人様との関係性や故人様からいただいた教訓や知恵などに思いを巡らしましょう。
その中の善きことは決して時を経ても色褪せず、いつの時代にあっても世の中に使い続けられる善き行ないであると再認していただき、気遣いや心配りとして、みなさまの心の中に置いておいて欲しいものです。忘れ切らないということはそういうことです。
さて、十三回忌(13回忌)ですが、大日如来という存在の一切、宇宙の一切と通じ合っていることを体現させてくださる有難い仏様のお導きで、元来すべては離れておらず、すべての命は一つであることをその存在と現象で理解させていただけるのです。
ともすれば、仏の世界とこちらの世界(俗世、此岸)は別々のものと捉えがちなわたしたちですが、すべてはつながっており、すべては離れておらず、故人様もご遺族のみなさま方も、いつも一緒により良き生き方を目指す同士として、この世とあの世に別々に存在しているだけであると感得していただければ、故人様との差はなくなり、いつも一緒にいられる幸せを享受でき、またそのことに感謝のできる己れでもあれると思うのです。
ぜひそんな思いで十三回忌(13回忌)の法要を営む際には、おぼうさんどっとこむまでご一報ください。
最善最適最良のご提案をもって、より良い十三回忌(13回忌)を共に創る同志として、おぼうさんどっとこむはあなたのご法事に精一杯の力添えをいたします。