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葬式、法事などに参列する際は

「香典」を用意することが多いと思います。

香典とは現金を香典袋(不祝儀袋)に包み、

供養の気持ちを表すものです。

また、喪主や施主など、

式を取り仕切る遺族の金銭的負担を軽減することにもなります。

香典にはどういったマナーがあり、

どのくらいの費用が相場かも事前に知っておきましょう。

 

香典袋(不祝儀袋)について

 

香典袋(不祝儀袋)をいざ用意しなければならない時に困った経験はありませんか?

コンビニでも手に入る香典袋(不祝儀袋)ですが、

実は宗派や金額よって種類が分かれています。

どのような香典袋(不祝儀袋)を選んだら良いのでしょうか。

 

祝儀袋と香典袋(不祝儀袋)の違いについて

 

見た目も似ていて間違いやすいので祝儀袋です。

当然、お祝い用とお悔やみ用で意味はまったく異なりますので注意しましょう。

 

香典(不祝儀)

①水引の色が白×黒、白×銀、銀×銀であれば不祝儀。

②のしが付いていない。

③水引の数が2本4本6本などの偶数

祝儀

①水引の色が銀×赤、銀×金。

②のしが付いている。

③水引の数が5本7本9本などの奇数

市販されているものは「慶事用」「仏事用」と分かれて置いてあるのでまず間違えることはないと思いますが、実際どこが違うの?と思った時には以上の点を見てみて下さい。

 

香典袋(不祝儀袋)の中でも入れる金額によって種類が分かれています

 

一般的に入れる金額によって香典袋(不祝儀袋)の見た目も華やかになります。

3,000~5,000円 → 印刷された水引の簡略不祝儀袋

10,000~20,000 円 → 黒白の水引

30,000~50,000円 → 高級な和紙に銀の水引

100,000円 → 高級和紙にひだ折や銀紙があしらってあったり、水引が手の込んでいる物

 

香典袋(不祝儀袋)に入れる金額の相場について

 

香典をいくら包むか、

ということに一番頭を悩ませる人が多いようです。

決まりはないものの、

関係性が近くなるにつれ香典の額を高くする傾向にあります。

あくまで目安と考えていただき、

お気持ちで決めていただくのが良いでしょう。

 

両親…100,000円

兄弟姉妹…30,000~50,000円

祖父母…10,000~50,000円

親戚…10,000~30,000円

関係者…10,000~30,000円

友人、知人…5,000~20,000円

取引先…3,000~20,000円

職場…3,000~20,000円

近隣の人…3,000~5,000円

 

香典で包む紙幣は新札をさけるようにする?

 

香典は新札は避け、

古いお札を使ったほうが無難でしょう。

冠婚葬祭において、

新札を使用するのは「事前におめでたいことがある」

と決まっている時とされています。

そのことから、香典で新札を用意することは

「事前におめでたいことが予想されていた」

という意味に取られてしまうようです。

ただし、香典は急いで用意することも多く、

新札が手元にないということになりがちです。

その場合はお札を真ん中で折ることで、

「古いお札」であることを表し、

その意味合いを払拭することができます。

 

お札顔がの向きが下向きになるように入れる?

 

香典のお札を袋に入れる向きにもマナーがあります。

肖像が印刷されている向きが表をしているため、

それを裏にして、顔が袋の下(底)になるようにします。

不幸ごとであるため、

「顔をふせる」という意味があるようです。

 

金額は奇数の数字が無難(9は除く)

香典で奇数が良いとされているのは、

偶数だと「割り切れる」ことがよくないと言われています。

日本では不吉こと、不幸なことが続くことを連想される

「忌み言葉」がいくつか存在します。

その中で、「切れる」という言葉が

「故人との関係や繋がりが切れる」

という意味と重なると考えられています。

 

香典袋(不祝儀袋)の書き方は?

 

香典袋(不祝儀袋)表書きは、

「通夜、葬儀」の場合と、

「49日忌以降の法事」の場合で異なります。

通夜、葬儀の際には「御霊前」が一般的です。

御香典、御香料、御弔料、御佛前、御供と

書く場合がありますが、

宗派がわからない場合も多いので

「御霊前」と書けば間違いありません。

但し、「浄土真宗」の場合は、

死後すぐに成仏するという考えから、

通夜、葬儀の際でも「御仏前」と書く場合もあるので注意しましょう。

49日忌以降の法事の際には「御仏前」が一般的です。

最後に、香典袋(不祝儀袋)を書く際には、

「薄墨」が良いとされています。

「悲しみで力が入らない」

「涙が落ちて薄くなる」

といった意味が込められています。

何かと決まりごとが多い香典のマナーですが、

日本人特有の「相手への配慮の気持ち」

が込められているのではないでしょうか。

ご遺族が悲しみの中で行う行事だからこそ、

最低限の配慮を行うことで

お悔やみの気持ちを表すことが大事だと考えます。