お盆とは
「お盆」というと何を思い浮かべますか?
「夏休み」「帰省」「盆踊り」「お墓参り」など、一つの節目として捉えている方がほとんどかと思います。
ご存知のとおり、お盆は亡くなった先祖の霊を供養するための行事であり、
7月または8月の13日から16日の期間に先祖の霊が帰ってくるとされています。
地域の風習によってお盆と定める期間や迎え方はさまざまですが、
迎え火や送り火を焚いたり、提灯を飾ったり、
ナスやきゅうりを牛と馬に見立てたりと一度は聞いたことや行ったことがあるのではないでしょうか。
1年に1度、この時期に先祖を迎え、
供養する風習は日本独自のものとされ、昔から大切に引き継がれてきました。
しかし、昨今のコロナ禍で帰省もできず、お墓参りに行くことすら難しいとの声も寄せられます。
そんな声に応えるべく、おぼうさんどっとこむでは、感染予防を徹底し、今年も「お盆まいり」に伺います。
このような時代だからこそ心落ちつかせ、先祖に感謝する時間を作ってはいかがでしょうか。詳しくはおぼうさんどっとこむフリーダイヤルまでお問合せください。
お盆のエピソード
お盆は正式には「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といい、サンスクリット語で「ウランバナ(逆さ吊りのことを表します)」といいます。
これは仏教経典の中にあるお経の内容からきており、そのお話しを簡単にご紹介させていただきます。
お釈迦様の弟子に目連(もくれん)という者がいました。
目連には神通力があり、ある日、亡くなった母の死後の世界を見てみることにしました。
そうすると、なんと母は餓鬼道に落ち、
逆さ吊りの刑を受け苦しんでいたのです。
神通力を使い、なんとか母を救おうと試みた目連でしたが上手くいきませんでした。
そこでお釈迦様にこのことを相談すると一つの教えを戴くことができました。
「7月15日頃、安居の行を経られた僧侶方が法力に満ちた状況でお出でになられる。その僧侶方にご供養の飲食を布施
して共に母上の供養を行うなら、その功徳により母上は餓鬼道の苦しみから救われ、仏界へと召されるでしょう。」
それが旧暦7月15日(現在では8月)に先祖の供養をするお盆の風習に繋がったとされています。
また、諸説ありますが、目連は母が助かったことで喜び踊り明かしたことが現在の盆踊りの起源とも言われます。
※お盆について、もっと詳しく知りたい方は以下「お盆供養の程日取りについて」をご覧ください。