いざ法事を行うことが決まってもいつ行えばいいのか、土日でなくてもいいのかと気になりますよね。
例えば命日に合わせて行いたい場合だと、その日が平日になる可能性も高くなります。
しかし、法事は土日にするイメージがあるという方も多いのではないでしょうか。
ここでは法事を平日に行うメリットとデメリットを踏まえて実際にどのように法事の日程を決めればいいのかをお伝えします。
平日に法事を行ってもいい?
結論から申しあげると法事を平日に行うことは実際にはよくあることです。それでも土日に行うイメージが強いのは単純に私たちの生活スタイルで「平日に休みが取れない」という方が多いということでしょう。
ご家族に学生がいれば平日に学校へ通い、土日が休みというのが一般的です。また、仕事をしていると平日に働き、土日が休みというスタイルが比率としては多いのではいでしょうか。
つまり、参列者の都合によって法事の日取りは決められているので、休みが平日の方や、平日の方が都合がつくという方であれば平日に法事をすることは問題ないといえます。
また、仏教的な観点からも法事を平日に行っても休日に行っても関係はありません。
最近ではあえて法事は平日に行うという方も増えてきています。法事を平日に行うメリットは何でしょうか?いくつか例を挙げてみてみます。
法事を平日に行うメリット
お坊さんの都合が空いていることが多い
法事を平日に行う人が増えたとはいえ、基本的には土日に集中します。そのためお坊さんの予定が埋まっていることが多く、日程調整に時間がかかる場合があります。
家族や親戚と予定を合わせて、いざお坊さんの予定が空いていないと再度日程を組み直さないといけないなんこともありえます。
法要施設や会食のお店が空いている
上記と同じ理由で、施設やお店の予約が取りやすいといったことがあります。
また、平日であれば場所によっては道も空いていたり、電車やバスも空いているため、行き帰りの移動のストレスなども少なくて済むかもしれません。
希望の時間で法事を行いやすい
土日の法事は基本お寺や施設、会食場が混んでいるため、希望の時間に法事ができないことがあります。
一番多いパターンとしては午前中に法事を行い、お昼頃に会食をするといった流れですが、予約状況によっては午後早い時間か、場合によっては夕方になることもあります。
命日に法事を行うことができる
土日に法事を行いたい場合は、命日が平日であればその前後に日程をずらさなければなりません。
必ず命日に法事を行わなければならないわけではありませんが(49日忌の場合は葬儀から数えて49日目になります)、命日という節目に特別な想いを持っている方も多いかと思います。
法事を平日に行うデメリット
場合によっては参列者が参加しにくいといったことが一番のデメリットではないでしょうか。
家族少数で予定が合えばよいですが、親戚や知人を呼ぶ場合は土日でないと参列できないといったことがあります。来てもらいたい人に来てもらえないことや、後々なぜ平日に法事をするのか、と文句を言われる場合もあります。
参列する人の都合も考慮して本当に平日に行うかを検討したほうがよいでしょう。それ以外は、法事を平日に行うことにほとんどデメリットがないようの感じます。
法事日程の決め方
法事は平日や休日含め、具体的にいつにしたらよいのでしょうか。
ズバリ「いつでも良い」です。
そうはいっても本当に決まりごとがないか心配という方もいますよね。
法事は故人のために残された皆様が主体的に行うものです。
法事を行うのにふさわしい日というならば「皆様が無理なく集まれる日」ということになるのではないでしょうか。
日時に関するよくある質問
命日を過ぎてから法事をしてはいけないの?
命日ちょうどに行いたいけれど、その日が難しい場合は「前倒しで執り行ったほうが良い」と一般的には言われています。
中には「どうしても命日を過ぎてしまう」という相談をいただくことがありますが、基本的には命日を過ぎでも問題はありません。「何事も遅いよりは早い方が良い」と言われたり、遅くなると「故人をないがしろにしている」「命日を忘れていたと思われる」といったことから、早い方がいいとされてきました。
しかし、そこに仏教的な思想や規律があるというわけではありませんのでご安心ください。
法事をするのに六曜は関係あるの?
仏教において、この日が良い悪いという考え方はありません。
ちなみに仏教以外の、神道・キリスト教でも、宗教における行事では六曜は関係ないとされています。ただし、あまりにご自身や周りの方が六曜を意識していたり気になさるようなら、それにならうのも良いでしょう。
後から悪いことがあった時に「この日にしなければよかった」と後悔するくらいなら悪いとされる日を避けておくのが無難です。
法事の時間に決まりはあるの?
特に何時に行っても構いません。
傾向でいうと午前中(10時か11時)に行う方が多いようです。法事後に会食を予定している場合はどうしても午前中に集中しやすいようですが、お食事をされない場合は午後でも問題ありません。
お坊さんを呼ぶ場合や施設を予約する場合も午前中が忙しいため、午後のほうが調整がしやすいかと思います。
いかがでしたでしょうか。法事を平日に行うことは問題がないだけでなく、さまざまなメリットがあるといえるでしょう。
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【法事は平日に行ってもいいの?】法事はいつ行えばいいのか、土日でなくてもいいのかと気になりますよね。
平日に行うメリットとデメリットを踏まえて実際にどのように日程を決めればいいかをお伝えします。
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