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実は、この書籍を読んだのは、2回目なのです。
1回目は、2025年の5月のGW中。

何かで紹介されていて、「おぼうさんどっとこむ」のホームページのお仕事をさせていただいている私としては、読んでおいた方がいい本だと思った。活字も漫画も大好きなので、すぐに読み始めた。

お葬式会館でのアルバイトスタッフさんのお話なのです。

気になった言葉として
「お葬式は、残された人の気持ちの問題だから
空になった食器を見るたびに感じるのは、生きている人は、どんなときでも食べなくてはいけないということ」が。

今まで、通夜も告別式も切り取られたようにその瞬間しか見ていなかった私は、その背景があることをはじめて意識した。

葬儀は、当たり前のように、亡くなった人のために行われるものだと思っていた。でも残された人のためのものでもある。

葬儀の写真

おぼうさんどっとこむの代表の林さんは、ずっと言われている「お葬式に、こうでなければならないというものは、ないと」

なので、家族が、故人が望むお葬式であれば、後悔されないお葬式であればと、私も思っている。

私も数年前、祖母を亡くした。
死ぬまで、本当にキチンとしている人だった。
お葬式も祖母の希望があり、お棺は、少し高いきれいなものを希望で、そのかわりまわりのお花やお供えは一切いらないと。
ただ、着物が大好きだったので、着物を飾ってほしいという希望だった。
なので、お棺のまわりには、大好きだった着物を飾って、お通夜、お葬式を行った。

その話を林さんにすると「とても良いお葬式でしたね」と言ってくださった。
それから、葬儀、法事関連の相談事は、林さんにしている。
相談できるということは、本当に心強いと思っている。

第1話の中で気になった言葉は、
「ご遺族の気持ちになってあげられるのは、この仕事では大切なことだと思うぞ」という言葉

アンケートで、おぼうさんもさることながら、おぼうさんどっとこむに電話をした際の受付や担当になった方がとても優しくステキな方が多いと感想をもらう。

私は、ホームページ担当なので、実際見ることは、ほとんどないのだが、アンケートの結果を見せてもらったりすると、さっきの言葉やシーンを思い出す。

私も仕事関連で何度か電話をしたことがあるけど、どの人がでても、本当に優しく話してくれるので、この会社に電話する人は、本当にほっとするだろうと思う。

第2話の中で気になった言葉は、「どんな人でも、生まれてきたからには、いつかは死んでいく。どれだけ医療が進歩したとしても、人間には必ず終わりがある。残された人たちは死者を悼み、悲しみ、そして見送り、時に生について考える」

私は 10数年前に父を亡くした。

病気が見つかって、6ケ月だった。
病気が見つかって、すぐに倒れて、入院になった。
体調がわるかったのもあって、父には、24時間家族の付き添いが必要だった。

病院のベット父と母は、大阪に住んでいて、私はそのころ、東京に住んでいた。
基本的には、母がずっと24時間付き添っていた。
私が金曜日の夜の仕事終わりの新幹線にのって、月曜日の夜の新幹線で帰るという生活が6ケ月続いた。
本当に病院の先生が言っていた 6ケ月で父は亡くなった。

でも、週末に大阪へいって、3日間ぐらいずっと病室にいて父と話をする。
父が寝ているときは、読書をしていた気がする。
こんなに濃厚な時間を大人になって、父と持てたことは、幸せな時間だったと思う。
東京に家族がいて、フォローしてくれた友達がいて、毎週大阪に送り出してくれたことにも感謝している。
あと1つ、あの頃の精神とパワーは、自分自身でもすごかったと思っている。
あれ以上 よい時間でもあったが、とてもつらい、しんどい時間はなかった。
なので、あの頃のことを思い出すと、何でもできる気がしている。

第3話は 主人公は、葬儀会館でアルバイトをしている。
実は、就職活動をしていて、不動産業界に行きたかったんだが、不採用の連続で、いったん就職活動は、お休みをして、以前からアルバイトをしている葬儀会館でアルバイト中。
だが、アルバイトをしているなかで、いろいろと経験をして、このままこの葬儀会館で働いていたいと思うようになった。
家族に相談すると「社員になっても アルバイトみたいな仕事でいいの?」と。
それを 葬儀会館で話していた時に「だったら、葬儀をやる人間になったらどうだ?」と言われた。
はじめは、自分にできるんだろうか?と悩んでいたら「本人の覚悟次第だ」と会社の人から言われる。
そして、「葬儀をやる人間になったらどうだ?」と言われた人が、彼女を育てるのに勉強係となる。

ここで初めて 葬儀ディレクターや葬儀の試験などがあることを知った。
あと、彼女が、どのように育って行くのか、保護者のような目線でずっと読んでしまいそうである。

最後に、この本を読んで、いろいろなお葬式が出てきた。本当にお葬式というものは、1つとして同じものはないと、思った。
読み終わったときに、やっぱり、おぼうさんどっとこむの代表の林さんの言葉を思い出す。
「お葬式に、こうでなければならないというものは、ないと」