生前戒名
戒名は死後にもらうものと認識されがちですが、本来は生前(生きているうち)に頂くものであると知っていましたか?
戒名は出家者が「私は仏の弟子となり、戒律(教えと規律)を守ります」という誓いの証であり、そのことからも生前に受け取るべきものであることが分かります(没後戒名についてはこちらを参照ください)。
「そしたら、生前に戒名をもらったらお坊さんにならなければならないの?」と思われるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
確かに、戒名はお坊さんが仏弟子となった証として付ける名前ですが、現代では「亡くなってから付ける」という風習からわかるように、信者でない者でも戒名を付けられる様になりました。
「終活」という言葉が世の中に広まり出し、 人生をどのように捉え、どのように過ごすのかということを考え始める人が増えたことから「生前に戒名を授かってより良い生き方を したい」「自分の戒名を生前に知っておきたい」 との思いを持つ方が多くなりました。
戒律とは生活規範であり、より良く生きるための指針です。在家である皆様方にも「在家の五戒(殺すな、盗むな、嘘をつくな、我を忘れるまで酒を飲むな、みだりに姦淫をむすぶな)」 とされる戒めを意識して、生活の質を保つことにより、自らの生き方をととのえていただくことが、戒名を授かることで可能になると考えます。
よって戒名とは死後の免罪符のようなものではなく、生前から自分を律し、良き生き方に導いてくれる素晴らしい受戒名なのです。
こんな時代だからこそ、自分の生き方を見つめなおす機会として「生前戒名」を授かり、その戒名に恥じない生き方をして生きて活きる「生活」の質を高めて、この先の人生を有意義に過ごしていただきたいと思います。
戒名授与資料とは?
「戒名授与資料」とは、ご僧侶よりお授けいただいたお戒名に、戒名に込められた意味の説明書きを添え、ご授戒の証しとしてお渡ししているものです。お手元に届きましたら、内容をご確認いただき、仏弟子となった意義をかみしめ、「在家の五戒」を規範とし、生活されますことをおすすめしております。
※授与資料は「生前戒名」「没後戒名」をお申込みになった場合のみ作成しております。お葬式と併せて戒名をお付けになられた場合は、作成しておりませんのでご了承ください。
戒名授与の流れ
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STEP1
戒名授与のご希望の旨を電話にてお伝えいただくか、「戒名授与申込書」をこちらから印刷の上、ご記入後に郵送またはFAXにてお送りください。
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STEP2
スタッフが内容を確認し、担当のお坊さんを決定します。
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STEP3
戒名をお授けするにあたり、お坊さんからご対象者様のお話を電話でお伺いします。主にご性格やご職業、ご趣味をお聞きすることが多いです。また、お名前の一字を入れたいなどご要望がございましたら直接ご相談いただけます。
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STEP4
お坊さんが戒名をお授けするまで1週間から10日前後いただいております。お申込み状況により数か月お待ちいただく場合もございます。
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STEP5
戒名が決まりましたら戒名授与資料を、ご指定の場所にお届けします。
生前戒名料金
戒名等級<種別> | 会員料金 | |
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信士・信女 (真宗普通法名) 形式:□□□□信士(信女) |
宗派指定なし | 20,000円 |
宗派指定あり | 40,000円 | |
居士・大姉 (日蓮宗七文字 院号 信士・信女) 形式:□□□□居士(大姉) |
宗派指定なし | 70,000円 |
宗派指定あり | 100,000円 | |
院号 信士・信女 (日蓮宗七文字 院号 居士・大姉) 形式:●●院□□□□信士(信女) |
宗派指定なし | 120,000円 |
宗派指定あり | 160,000円 | |
院号 居士・大姉 (真宗院号法名) 形式:●●院□□□□居士(大姉) |
宗派指定なし | 170,000円 |
宗派指定あり | 220,000円 |
※生前戒名を授与された方は、葬儀法要時に「俗名料金」が適用されます。
信士・信女(真宗普通法名)
形式:□□□□信士(信女)
居士・大姉(日蓮宗七文字 院号 信士・信女)
形式:□□□□居士(大姉)
院号 信士・信女(日蓮宗七文字 院号 居士・大姉)
形式:●●院□□□□信士(信女)
院号 居士・大姉(真宗院号法名)
形式:●●院□□□□居士(大姉)
※生前戒名を授与された方は、葬儀法要時に「俗名料金」が適用されます。