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日々生活をしているとさまざまなことがあり、

不安やストレスに襲われること、

気分が落ち込むことなどありませんか?

ストレス社会・・・

とよく言われますが、

朝起きてから仕事をし、

さまざまな人を関わり、

自宅に帰ってからはプライベートな時間を過ごす。

そんな中で、

仕事や人間関係、

家族のことや育児のこと、

もう大変でやってられない!と、

いっぱいいっぱいになっていませんか?

仏教では「諦観(ていかん)」

という教えがあります。

よく勘違いされやすいのが、

この言葉は「諦めて観る」と書くことから

「断念する」という意味で使われることもあります。

しかし、正しくは

「あきらかに観る」

という意味になります。

真実を見極めること。

本当にそうかな?

と本質も観るということです。

現実に起きていることに不安を覚えたら、

このことを思い出してみてください。

例えば、

仕事で失敗をしてしまった。

また上司に怒られた。

すると、私は何をやってもダメな人間だ。

そんな風に思ってしまいがちです。

でも実際は失敗から学んでいませんか?

上司から良いヒントを与えてもらっていませんか?

あなたはその出来事をきっかけに

出来ることが増え、成長をしているのです。

ものごとを正しく観ると

マイナスではなくプラスのことがあることに気づきます。

マイナス面だけでにとらわれると

暗闇の中から光を見つけることが難しいでしょう。

日本の年間の自殺者は今だに2万人を超えているといわれます。

原因はさまざまですが、

仕事のストレスが原因となることも多いようです。

勤務時間が長い・・・

毎日パワハラを受けている・・・

ノルマがつらい・・・

自殺を考えるまでに我慢をするのは、

自分の中で何かに固執しているからではないでしょうか。

親に迷惑をかけたくない、

同僚に迷惑をかけたくない、

このくらいみんな普通に頑張っているなど。

そして自覚がないままに鬱になるケースもあります。

出来ることをしないのは「怠け」ですが、

出来ないことを「出来ない」と決めるのは

「諦観」といいます。

正しく現状を観ることができれば、

「なぜ働くか」という本質にたどり着きます。

そして輝かしい未来を観ることができるでしょう。

慌ただしく過ぎる毎日でも

ふと足を止めて諦観することが大事です。